
今回のブログ記事は友人のトリッパーさん、ご家族で九州旅行した際のホテル宿泊記の作成を依頼し、執筆してもらいました!!
友人トリッパーさんのプロフィール:
出張多めの20代商社リーマンで、家族は妻と2人です。旅行が好きでここ数年でMBAやSFC修行などを行いその過程でよつさんと出会い、ブログに興味を持ちました。2人の間の時間を大切にしつつ今後は質も求めつつ旅行を楽しみたいと思います。



こんにちは!旅行大好きトリッパーと申します。
今回ご縁がありブログを書く機会をよつさんにいただきましたので、宿泊記を書いてみることにしました。どうぞよろしくお願いします。
ゴールデンウィーク前半を利用して宮崎・熊本・阿蘇を巡る旅行に出かけ、その途中でフェアフィールド・バイ・マリオット熊本阿蘇(FF熊本阿蘇)に宿泊しました。
今回ご紹介するFF熊本阿蘇は豪華さこそないものの、新しい施設と利便性の高い立地、整った設備で、観光メインの宿泊には申し分のない滞在となりました。本記事ではFF熊本阿蘇の概要やホテル内の接客対応、客室、ホテル周辺観光地についてご紹介します!ぜひ最後までご覧ください!
フェアフィールド・バイ・マリオット熊本阿蘇の概要
立地
フェアフィールド・バイ・マリオット熊本阿蘇はJR阿蘇駅から徒歩2分という抜群の立地にあります。駅を出てすぐ目の前にホテルが見えるほど近く、電車で訪れてもアクセス良好です。近隣にはコンビニのローソンも徒歩5分程度の場所にあり、ちょっとした買い物や飲食にも困りません。阿蘇観光の拠点とするには申し分ないロケーションだと感じました。
住所
〒869-2225 熊本県阿蘇市黒川1407−1




引用:FF熊本阿蘇公式HP
アクセス
最寄駅
JR阿蘇駅より徒歩2分です。
車でのアクセス
阿蘇くまもと空港から車で約45分と、飛行機利用でも比較的アクセスしやすい場所に位置しています。



私は前日まで宮崎県の高千穂峡などをレンタカーで観光し、そのまま阿蘇方面へ移動してホテルに到着しましたが、道中のドライブも快適で、阿蘇エリアにスムーズに入ることができました。
レンタカー情報は一番最後に紹介していします。
外観・ロビー
フロントデスク周辺はシンプルながらスタイリッシュな内装で、新しいホテルらしくとても綺麗です。開業して間もないこともあり、ロビーには清潔感が漂っていました。チェックインカウンターは2台あり、ソファやテーブルのある待合スペースも併設されているので、団体で来てもゆったりできそうです。







私が訪れたときはちょうど空いていました。仮に混雑していてもロビーで座って待てるのは嬉しい配慮ですね。
チェックイン・チェックアウト
チェックイン・チェックアウトは他のマリオット系ホテルと同様です。
阿蘇の雄大な自然を満喫した後、15時のチェックイン開始と同時にホテルに到着しました。フロントには他に並んでいるお客さんもおらず、待ち時間ゼロでスムーズにチェックインできました。スタッフの方々の対応も笑顔で丁寧で、温かく迎えてもらえたのが印象的です。必要な手続きや館内の説明も手際よく進み、5分とかからず部屋に向かうことができました。



レイトチェックアウトも可能とのことで、通常11時のチェックアウト時間を13時まで延長してもらえました(プラチナ特典)。おかげで翌朝は観光前にゆっくり準備ができ助かりました。
ウェルカムギフト
今回はマリオットのプラチナエリート会員として宿泊しましたが、チェックイン時には会員特典についてもしっかり案内がありました。まずウェルカムギフトとして「500ポイント」または「フェアフィールドオリジナルのハンカチ」あるいは熊本名物の「食べるラー油と阿蘇高菜」から選択できました。



夫婦で相談して「食べるラー油と阿蘇高菜」をいただくことにしました。
味は炒めた高菜がラー油漬けになっているのですが、ピリ辛でご飯と一緒に食べると美味しかったです!




駐車場
ホテルには無料駐車場も備わっており、レンタカーでの訪問にも安心です。





駐車場は先着順のようですので、利用時は注意して下さい。
引用:FF熊本阿蘇公式HP
客室
部屋:ダブルルーム(禁煙)
FF熊本阿蘇では客室タイプが非常にシンプルで、公式HPによると客室の種類はツイン(禁煙)・キング(禁煙)の2タイプしかありません。そのため、プラチナ会員でも客室アップグレードはありませんでしたが、その代わりに最上階の5階でエレベーターに近く、隣に他の客室がない静かな一室をアサインしていただき、配慮を感じました。



今回はツインルーム(禁煙)に宿泊しました。
部屋に入ると、大きな窓から見える阿蘇のカルデラの雄大な景色に思わず見とれてしまいます。遠くの山並みまで一望できる眺望は素晴らしく、阿蘇に来た実感が湧いてきました。
ベッド周辺
ツインルームはシングルベッドが2台あり、清潔で寝心地も抜群でした。硬めすぎず柔らかすぎずのマットレスで、自分にはちょうど良い硬さです。実際、就寝後はあっという間に熟睡してしまい、旅の疲れも相まってぐっすり休めました。
ベッドサイドにはコンセント差込口だけでなく、USBポートも備わっていて、変換プラグがなくても直接ケーブルを挿して充電できるのは便利でした。




ネット環境
ネット環境はマリオット系ホテル共通の無線Wi-Fiがありました。



室内にはWi-Fiがあり、非常に早かったです。
その他備品
室内の備品や設備についても触れておきます。客室にはデスクこそありませんが、窓際に2人が並んで腰掛けられる長めのソファがあります。このソファが想像以上にゆったりしており、夜は地元のクラフトビールを楽しみながら夫婦でくつろぐことができました。旅先の夜に、窓の外の景色を眺めつつまったり過ごせるスペースがあるのは嬉しいですね。
ソファの横には収納棚があり、中に小型の冷蔵庫とセーフティボックス(金庫)が収められています。その上には電気ケトルやマグカップが置かれていて、お茶セットも用意されていました。ミネラルウォーターも人数分いただけます。今回は1泊1人あたり400ml程度のボトルを1本ずついただきました。冷蔵庫に入れておいて、阿蘇散策から戻った後や夜間に重宝しました。




バスルーム
客室のバスルームはユニットバスではなく、シャワールーム・トイレ・洗面台が独立した造りになっています。バスタブ(浴槽)はなくシャワーブースのみですが、その分トイレと分かれているので同時に使えて便利です。洗面スペースも広めで明るく、朝の身支度もしやすかったです。シャワーの水圧はごく普通で、お湯の温度調整は安定していました。トイレはもちろんウォシュレット(温水洗浄便座)付きで清潔でした。









私は温泉好きなので、部屋のシャワーは使わずホテルのすぐ隣にある日帰り温泉施設「夢の湯」(入浴料400円)へ行ってゆったりお風呂に浸かりました(一方、妻は部屋のシャワーを使用しましたが、水圧は問題なかったとのことです)。
アメニティ
アメニティ類はすべて客室の洗面台周りにまとめて用意されています。歯ブラシやカミソリ、ヘアブラシ(コーム)など最低限のものが揃っていました。人数分より多めのタオル類(ハンドタオルやフェイスタオル)も置いてあり、交換用や予備として助かります。使い捨てスリッパも部屋に用意されており、清潔なものが履けます。
ホテルの施設内説明
ラウンジ・共用スペース
FF熊本阿蘇にはエグゼクティブラウンジ等はありませんが、1階ロビーエリアに宿泊者なら誰でも利用できるラウンジ・共用スペースがあります。電子レンジやシンク、小さな調理スペースが備わっており、テイクアウトしてきた食事を温めて食べたり、簡単なスナックを用意したりすることが可能です。テーブル席やソファ席も用意されているので、部屋で食事をするのではなく気分を変えてここを利用するのも良いでしょう。
また、コーヒーサーバーが設置されており、コーヒーやカフェラテを24時間いつでも無料でいただけます。食後や朝の目覚めの一杯を好きなタイミングで淹れられるのは嬉しいサービスです。ホット用の紅茶パックや緑茶パックもあり、さらにインスタント味噌汁の用意までありました。お湯とカップさえあればすぐ味噌汁が飲めるので、寒い朝や小腹が空いた時にもありがたい心遣いです。













実際、夕食時や朝食時にはこのスペースで持ち込んだ食べ物を食べている宿泊客の方々も見かけました。
売店
1階フロントの後ろ側には小さな売店コーナーがあり、アルコール飲料やソフトドリンク、カップ麺、お菓子、お土産類などが販売されていました。24時間いつでも利用できるので、小腹が空いた時や夜にちょっと飲みたい時にも便利です。








引用:FF熊本阿蘇公式HP



価格は市価よりやや高めに設定されていた印象でしたので、必要に応じて事前に外で購入したものを持ち込むほうがお得かもしれません。
コインランドリー
24時間利用できるランドリールームもあります。


引用:FF熊本阿蘇公式HP



今回、活用はしませんでしたが、長期滞在にも便利です。
おまけ|ホテル周辺の飲食店・観光地
いまきん食堂
阿蘇観光でぜひ立ち寄りたいグルメスポットとして有名なのが、車で10分ちょっとの所にある老舗食堂「いまきん食堂」です。ここは阿蘇名物のあか牛丼で知られ、開店直後から行列必至の超人気店となっています。営業時間は10:00~16:00(Lo15:30)とランチ中心ですが、私達は観光をひと通り終えた午後4時頃に早めの夕食として伺いました。
名物の「あか牛丼(並 2,100円)」は、大きめにカットされた阿蘇産あか牛の赤身肉が丼一面に敷き詰められ、その上に温泉卵が載った贅沢などんぶりです。赤身とは思えないほど柔らかなお肉で、噛むごとに旨味が広がります。甘辛いタレがお肉とご飯によく絡み、箸が止まらない美味しさでした。ボリュームもありますがあまりの美味しさにペロリと平らげてしまい、阿蘇に来たら必ず食べたい一品だと実感しました。




ただし、いまきん食堂は大人気ゆえ待ち時間も覚悟が必要です。私達が最初に訪れた14時頃には受付名簿に名前を書いて順番待ちするシステムで、呼ばれるまで「約2時間後」と言われました。一旦あきらめて別の場所で時間を潰し、16時頃に再訪してようやく入店できた次第です。遅い時間になるとお肉が売り切れて閉店してしまうこともあるようなので、確実にあか牛丼にありつきたいならば午前中~正午過ぎまでに受付を済ませてしまうのがおすすめです。待ち時間に阿蘇神社など周辺観光をするなど、時間を有効活用すると良いでしょう。
こちらで食べログ「いまきん食堂」が確認できます👇
阿蘇カルデラ&絶景ドライブ
いまきん食堂で名前を書いてから入店できるまでの待ち時間、阿蘇エリアをドライブして過ごしました。阿蘇は世界有数の大カルデラ地形を擁するエリアで、車で走るだけでも壮大な景色が次々と現れます。この時期(初夏・新緑の季節)は特に緑が映えてどこを見ても絵になる美しさでした。目的地を決めずに気の向くまま車を走らせ、途中で絶景ポイントがあれば車を停めて写真撮影…という贅沢な時間を楽しみました。道中では放牧されたあか牛や馬の姿も見られ、のどかな牧歌風景が広がります。遠くには、中岳火口から上がる白い噴気がうっすらと見えることもあり、阿蘇ならではの大自然を体感できました。あまりに景色に見入っていたら、あっという間に2時間が経過していて驚きました。それだけドライブが気持ち良いエリアだということですね。







雄大な阿蘇五岳を眺めながらのドライブは、日常の喧騒を忘れさせてくれる最高のリフレッシュになりました。レンタカーで来られた方は是非時間を作って阿蘇カルデラドライブを体験してみてください。
レンタカー情報:熊本空港・宮崎空港から阿蘇へのアクセス
阿蘇周辺は公共交通の本数が限られているため、熊本空港や宮崎空港からの移動にはレンタカーが非常に便利です。



今回は宮崎空港の「Jネットレンタカー」を利用しました。
予約はじゃらんレンタカー経由で最安価格だったことが決め手でした。空港から店舗までは送迎車で5分以内で、到着後わずか30分ほどでレンタカーに乗って出発できたので、旅のスタートもスムーズでした。
料金・空車状況・店舗立地は時期によって変動があるため、以下の比較ページから条件に合うものをチェックするのがおすすめです:
感想
「フェアフィールド・バイ・マリオット熊本阿蘇」の滞在は、観光がメインの旅行において非常に満足のいくものとなりました。
実はフェアフィールドへの宿泊は2年前の京都天橋立以来2度目でしたが、客室レイアウトやサービスコンセプトが共通しているため新鮮味こそ少ないものの、開業して間もないこともあって全体的に清潔で快適でした。ミニマルで必要最低限な設備ながら、不足を感じることはなく過ごせます。特に感じたのはその立地の良さで、熊本市内から車で約1時間、宮崎の高千穂からも約1時間、そして阿蘇カルデラ内の各観光スポットへは30分圏内というロケーションのため、レンタカー旅の拠点としてこれ以上ない便利さでした。阿蘇周辺を思い切り遊び尽くしたい旅行者にとって、まさに理想的なホテルではないでしょうか。
豪華なリゾートホテルのような設備はありませんが、その分価格も抑えめで気軽に利用できますし、何よりマリオット系列の安定したクオリティと清潔さはしっかり維持されています。観光メインでホテルでは寝るだけ…というスタイルでも、不便なく快適に過ごせる点は大きな魅力です。清潔な客室、無料ドリンク、観光地・温泉へのアクセス、周辺の食事処など、全体的に満足度の高い滞在でした。
また機会があればぜひ再訪し、阿蘇の別の季節も楽しみつつ宿泊してみたいと思います。



阿蘇エリアでの観光拠点として、このFF熊本阿蘇はとても頼もしい存在でした。
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