【解説】マリオットボンヴォイポイントの航空マイルへ交換する利点

マリオットボンヴォイポイント（以下、MBポイント）は、世界中のマリオットブランドホテルでの滞在や特典を得るための貴重なポイントです。このポイントを航空マイルに交換することで、さらなる利益を得ることができます。この記事では、マリオットボンヴォイポイントを航空マイルに交換する利点について詳しくご紹介します。

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この記事のポイント：MBポイント→マイルへ交換する利点について解説
①MBポイントは複数の航空会社のマイルに交換できる
②MBポイント保有はマイルの有効期限が実質無期限と同じである

マイル（航空マイル）とは

航空会社やその提携パートナーとの取引によって獲得できる特典ポイントのこと。一般的に、フライトを予約して利用することでマイルが貯まります。その他にも提携しているクレジットカードを利用したり、関連サービスを利用してマイルを獲得することができます。

利用方法は、マイルを使って航空券を購入することで、通常の料金よりも格安で旅行することができます。また、航空マイルはアップグレードや優先搭乗などの特典にも交換できます。

では、MBポイントをマイルに交換するのが、なぜお得なのかをそれぞれ説明していきます

MBポイントは複数の航空会社のマイルに交換できる

MBカードは世界中の航空会社と提携しており、その数30社以上！ポイントを航空マイルに交換することで、信頼性のある航空会社を利用することができます。

交換できる航空会社と交換ルート【一覧表】

※：アライアンスとは、世界各地の航空会社の連携グループのこと。

アライアンス※	ポイントプログラム：航空会社	ポイントとマイルの比率
スターアライアンス （13社）	ANAマイレージクラブ：ANA（全日空）	3：1
	アシアナクラブ：アシアナ航空
	LifeMiles：アビアンカ航空
	アエロプラン：エア・カナダ
	ConnectMiles：コパ航空
	Miles+Bonusエーゲ航空
	クリスフライヤー：シンガポール航空
	ロイヤルオーキッドプラス：タイ国際航空
	Miles&Smilesターキッシュ エアラインズ
	Miles&GoTAPポルトガル航空
	フェニックスマイ：中国国際航空
	マイレージプラス：ユナイテッド航空	3：1.1
	Airpoints：ニュージーランド航空	200：1
ワンワールド （9社）	JALマイレージバンク：JAL（日本航空）	3：1
	AAdvantage®：アメリカン航空
	Mileage Plan™：アラスカ航空
	カンタス・フリークエントフライヤー：カンタス航空
	プリビレッジクラブ：カタール航空
	アジア・マイル：キャセイパシフィック航空
	Executive Club：ブリティッシュ・エアウェイズ
	Iberia Plus：イベリア航空
	LATAMPASS：ラタム航空
	Multiplus Fidelidade LATAM Pass
スカイチーム （6社）	Flying Club：ヴァージンアトランティック航空	3：1
	クラブ プレミエ：エアロメヒコ航空
	フライング・ブルー：エールフランス/KLM
	Alfursan：サウディア
	スカイパス：大韓航空
	スカイマイル®：デルタ航空
非加盟 （10社）	Etihad Guest：エティハド航空	3：1
	エミレーツ・スカイワーズ：エミレーツ航空
	HawaiianMiles®：ハワイアン航空
	Velocity Frequent Flyer：ヴァージンオーストラリア
	Rapid Rewards®：サウスウェスト航空
	FRONTIER Miles：フロンティア航空
	Fortune Wings Club：海南航空
	Vueling Club：ブエリング航空
	AerClub：エアリンガス
	スカイパールクラブ：中国南方航空
	InterMiles

参考

何ポイントからマイルに変更できるか

ポイントとマイルの比率が３：１なので、3000ポイント＝1000マイル。
ただし60000ポイントで交換することで5000マイルのボーナスがもらえます！！！
（＊一部対象外の航空マイルあり）
つまり、60000ポイントの交換が20000マイル＋5000マイル＝25000マイルになります。

ボーナスマイルを考えると、交換比率が25%上がります。
なので、MBポイントをマイルに交換する時は60000ポイントまとめて交換することがオススメです。

ちなみにユナイテッド航空は、60000ポイントで10000マイルのボーナスがもらえるため、他のマイルよりもお得です！！ユナイテッド航空はANAを含む航空連合：スターアライアンスの特典航空券を予約できます。

実際にどれくらいのマイルでどこまで旅行できるかの具体例はこちらにまとめていますので、ご覧ください。

MBポイントからマイル移行先としておすすめの航空会社：4選

MBポイントをマイルに交換する際のレートは航空会社によって多少変わってきます（上の表を参照してください）。それらを考えた上で、実際に選択肢になるおすすめ航空会社は４社

• ANA
• JAL
• ユナイテッド航空
• ブリティッシュ・エアウェイズ

日本の航空会社は2社

交換可能な日本の航空会社は2社：ANAとJAL。よくマリオット会員がJALならJGC修行^※１/ANAならSFC修行^※2しているのもここが関係しています

※1：JGC修行とは、JALグループ便の利用客に向けた上級会員サービス「JALグローバルクラブ（JGC）」会員になることを目的に、飛行機への乗ったり、必要なポイントを貯めること。

※2：SFC修行とは、ANAグループ便の利用客に向けた上級会員サービス「スーパーフライヤーズカード（SFC）」会員になることを目的に、飛行機への乗ったり、必要なポイントを貯めること。

こちらもまた詳しく記事にしますので、お楽しみに！

海外の航空会社では特典航空券は燃油サーチャージ不要の場合もある

ANAとJALはマイルで購入した特典航空券でも燃油サーチャージ^※3が原則として必要です。
一方、海外の航空会社では、特典航空券は燃油サーチャージが不要という航空会社もあります。

例えばアラスカ航空、アメリカン航空等は燃油サーチャージが不要なケースが多いです。
（例：ハワイまでANAを利用した場合で片道￥18,500円）

※3：サーチャージ（Fuel Surcharge）は、航空券の価格に含まれる燃料費の追加料金のこと。行き先や航空会社によって変動する。

海外の航空会社では友人や恋人の分も発券できる

ANAとJALは２親等（親、配偶者、孫）以外の特典航空券は発券できません。

ユナイテッド航空やブリティッシュ・エアウェイズなどの海外の航空会社は、２親等（親、配偶者、孫）以外の友人や恋人の分も特典航空券を発券できます。

裏技！アライアンスを使いこなすとお得な場合もある！？

ANAマイルを使ってANA便を予約するより、ユナイテッド航空マイルからANA便を予約する方がお得な場合もあります。ブリティッシュ・エアウェイズは、短距離の国際線やJAL国内線を、JALマイルより少ないマイルで予約できる場合があります。ただし、ワンワールドでは最近改悪が続いており、お得に発券することは難しくなっています。また今後まとめるつもりですので、お待ちください。

MBポイント保有はマイルの有効期限が実質無期限と同じである

MBポイントは有効期限が実質無期限

MBポイントの有効期限は2年です。が、1年に1度でもポイントが加算されると残っている全てのポイントの有効期限が延長されます。MBポイントを貯めている人は「１年に１回もMBAカードで買い物をすることがない」ということは無いと考えられます。よって、MBポイントは有効期限が実質無期限ということです。

マイルの有効期限も実質無期限

通常、ANA·JALではマイルに有効期限があります。利用月から数えて3年間です。各マイルにこの有効期限が設定されています。

マイルが付与されるタイミングで、手元にあるマイルの期限がリセットされ延長されるわけではない！！

しかし、MBポイントは有効期限が実質無期限であるため、MBポイントをマイルへ交換するまでは、マイルの有効期限も実質無期限ということになります。
マイルを利用したい時に事前にMBポイントからマイルへ交換するようにしましょう！

下記のように普段からMBAカードで決済していればMBポイント、つまりマイルの有効期限も無期限になりますよ♬

まとめ

MBポイントを航空マイルに交換することは、①30社以上の航空会社へマイルが交換できる、②実質的に有効期限がない、などたくさんの利点を紹介しました。マイルで航空券に交換するも良し、座席をグレードアップするも良し！MBポイントを使ってお得に賢く飛行機で旅しましょう。

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